リトミックってなぁに?
リトミックは、19世紀末ごろに音楽教育家で作曲家でもあったエミール・ジャック・ダルクローズが提唱した音楽教育法です。彼の名前をとって「ダルクローズ音楽教育法」と言われたりもします。
本人が自ら進んで学び、その感覚を体感的に身に着けていくことが情操教育の本質だとの考え方から、「音を耳で聴き、頭で考え、思考し、身体で反応し」その上で音楽の楽しさや喜びを知り、身体を動かす事で、興味と音感を育んでいくことを目的としています。
リトミック教育は演劇等、芸術の表現能力のトレーニングにも利用され、また幼児教育、障がい児教育にも盛んに取り入れられています。
※知育と組み合わせて英才教育としての効果を説く幼児教室等もありますが本来のリトミックの趣旨には無いものです。
リトミックってすごい!!
・心身のバランス
音楽を聴く事は心を癒しストレス解消や集中力アップの効果があると言われます。胎児の頃から耳は発達している器官で、語りかけが胎教に良いとされるのもここにあります。
音楽を聴いてリズムやメロディーに反応することで自律神経の発達を促し、心と身体のバランスを整えます。
・社会性
音楽で感じた事を表現する事は、自分の気持ちや考えを表現する事につながります。表現力を豊かにし、社会性を育みます。
親子や仲間と一緒に楽しむことで違う表現に刺激を受け自分の表現に生かし、他人を受け入れる事に繋がります。
・運動能力
様々なスポーツにもリズム感が大切であり、このリズム感を養う事で運動能力の向上が期待できます。リトミックでの経験が他のスポーツの上達をスムーズにする事に繋がります。
・集中力
リトミックは音を耳で聴き、理解し、表現する事が必要なため、音を聞き分ける能力、集中力、反射神経等鍛えられます。
・ストレス解消
子育て中のママは育児の不安やストレスに晒されます。リトミックは子どもと一緒に行え、同世代のママさんとの交流も含め、心と体のリフレッシュに繋がります。普段見られない子供の様子や、仕草に成長を感じられ、思わぬ発見があるかもしれません。